「いつになったらホルモンが安定して、元の自分に戻れるんだろう」
産後のイライラや情緒不安定の背景にホルモンの変化があることは知っていても、「じゃあいつ戻るの?」がわからないと不安ですよね。
この記事では、産後のホルモン回復の一般的なタイムラインをお伝えします。ただし、非常に重要な前提として、回復のスピードには大きな個人差があり、以下はあくまで目安です。
産後のホルモン変化(概要)
妊娠中に大量に分泌されていたエストロゲンとプロゲステロンは、出産後に急激に減少します。この急降下が情緒不安定やイライラの大きな原因の一つとされています。
一方で、授乳に関わるプロラクチンやオキシトシンの分泌は産後に増加します。特にオキシトシンには赤ちゃんへの愛着を深める作用がある反面、周囲への攻撃性を高める作用もあるとされています。
一般的な回復タイムライン
産後1〜3ヶ月。
エストロゲンとプロゲステロンの急降下が最も大きい時期。情緒不安定、イライラ、涙もろさが強く出やすい。ガルガル期のピークとも重なります。
産後3〜6ヶ月。
少しずつホルモンバランスが安定に向かう人が多い時期。ただし、授乳中はエストロゲンが低い状態が続くため、完全な回復ではありません。
産後6〜12ヶ月。
授乳が減ってくると、エストロゲンが徐々に回復してきます。「なんとなく落ち着いてきた」と感じる人が増える時期。
産後1〜2年。
卒乳後、月経が再開すると、ホルモンバランスは妊娠前の状態に近づいていきます。ただし、完全に「元に戻る」かどうかには個人差があります。
回復が遅い場合に考えられること
以下のような状況では、ホルモンの回復が遅れたり、別の問題が生じている可能性があります。
授乳が長期間続いている。
授乳中はプロラクチンが高い状態が続き、エストロゲンの回復が抑制される傾向があります。
慢性的な睡眠不足。
睡眠はホルモンバランスの回復に不可欠です。十分な睡眠が取れていない場合、回復が遅れることがあります。
甲状腺の問題。
産後に甲状腺機能の異常が起きることがあり、これがホルモン回復を阻害する場合があります。
不調が長引く場合は、産婦人科で相談してください。血液検査でホルモンの状態を確認できます。
大切なこと
ホルモンの回復タイムラインを知ることで、「今は体がこういう状態だから仕方ない」と自分を許しやすくなります。元に戻る時期は人それぞれですが、永遠に続くものではありません。
不調が長く続いたり、日常生活に支障が出ている場合は、我慢せずに医療機関に相談してください。
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※この記事は夫婦関係の改善を目的とした情報提供であり、医療上のアドバイスではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけの産婦人科や心療内科にご相談ください。