「この辛さはいつまで続くんだろう」——産後クライシスの渦中にいると、終わりが見えないことが最も辛いかもしれません。
一般的には産後2〜3年と言われていますが、夫婦の対応次第で大きく変わります。
一般的な期間の目安
産後クライシスが始まるのは、多くの場合、出産後数ヶ月以内。夫婦間の愛情は産後2年にかけて低下し続け、3年目以降はそのレベルで安定するという研究データがあります。
つまり、産後2年間が最も危険な時期であり、ここでどう対処するかがその後の夫婦関係を決定づけます。
早く乗り越えられる夫婦の特徴
お互いの状態を共有している。
「産後クライシスという現象がある」「今うちはその状態にある」と夫婦で認識を共有できている。
小さな対話を続けている。
大きな話し合いではなく、日常的な短い会話のやり取りを維持している。
夫が「自分ごと」として捉えている。
「妻の問題」ではなく「夫婦の問題」として向き合えている。
長期化する夫婦の特徴
「時間が解決してくれる」と放置する。
確かに時間が経てばホルモンは安定しますが、その間に蓄積した不満や傷ついた記憶は時間では消えません。
夫婦のコミュニケーションが完全に断絶している。
会話がなくなると、関係を修復するきっかけも失われます。
ガルガル期の恨みを「根に持つ」。
産後クライシスの時期に「何もしてくれなかった」という記憶は、熟年離婚の火種になることがあります。
長期化させないための3つのコツ
①今すぐ「知る」。
この記事を読んでいる時点で第一歩は踏み出しています。次は、パートナーにも産後クライシスの存在を知ってもらうこと。
②完璧を求めない。
「出産前の関係に戻る」ことを目標にしないでください。子どもがいる新しい夫婦の形を、二人で作っていく。それが現実的なゴールです。
③助けを借りる。
夫婦だけで解決できない場合は、夫婦カウンセリングや自治体の相談窓口を利用してください。
書籍では、0〜6ヶ月/6〜12ヶ月/1〜2年の時期別詳細ロードマップを解説しています。
もっと体系的に取り組みたい方へ:現在、産後クライシスを夫婦で乗り越えるための実践ガイドを執筆中です。完成次第、こちらでお知らせします。
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※この記事は夫婦関係の改善を目的とした情報提供であり、医療上のアドバイスではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけの産婦人科や心療内科にご相談ください。