産後、妻を抱けなくなった夫へ|その気持ちは優しさかもしれない

産後のセックスレス問題というと、「妻が拒否する」というケースが注目されがちですが、実は「夫の方から妻を求められなくなった」というケースも少なくありません。

「出産を間近で見て、妻を性的な目で見られなくなった」「母親になった妻に対して、以前と同じ気持ちになれない」「体が回復していないのに求めたら傷つけてしまうのでは」

こうした感情は、決して妻への愛情がなくなったことを意味しません。むしろ、妻を大切に思っているからこそ生まれる戸惑いです。


目次

よくある誤解

「妻に魅力を感じなくなった」は誤解。

多くの場合、妻の魅力がなくなったのではなく、「妻」と「母親」という二つのイメージの統合に時間がかかっているだけです。

「自分が冷たい人間なのでは」も誤解。

出産という大きなイベントの後で、パートナーとの関係の形が変わるのは自然なことです。時間をかけて新しい関係性を築いていけばいいのです。


今の状態との向き合い方

焦らない。

産後の夫婦関係は、時間とともに形を変えていきます。今すぐ以前と同じ関係に戻る必要はありません。

妻に正直に伝える。

「今はうまく気持ちの整理がつかない」と正直に伝える方が、黙って距離を取るよりも妻を安心させます。理由を言わずに拒否すると、妻は「自分が魅力的じゃなくなったから」と思い込んでしまいます。

別の形の親密さを大切にする。

手をつなぐ、一緒にソファで過ごす、子どもが寝た後に二人で話す——性的な関係だけが親密さではありません。

書籍では、夫婦間の親密さの段階的回復ガイドを詳しく解説しています。

もっと体系的に取り組みたい方へ:現在、産後クライシスを夫婦で乗り越えるための実践ガイドを執筆中です。完成次第、こちらでお知らせします。


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※この記事は夫婦関係の改善を目的とした情報提供であり、医療上のアドバイスではありません。心身の不調が続く場合は、かかりつけの産婦人科や心療内科にご相談ください。

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この記事を書いた人

「産後のふたこと」運営者。産後クライシス・ガルガル期など、産後の夫婦関係について100件以上のケースをリサーチし、当事者目線で「本当に使える対処法」を発信しています。現在、産後の夫婦関係を体系的にまとめた書籍を執筆中。

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